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トンボ玉の達人/なかの雅章
トンボ玉の達人/なかの雅
 

 

トンボ玉1 ■トンボ玉とは・・・
 「とんぼ玉」の名前の由来は、とんぼの目の形に似ていることに起因しているらしいが、実の所定説はないらしい。日本では江戸時代からのもので、似たような物は、遡ること奈良・平安時代、正倉院の飾りにも見られる。もともとは位の高い人の為に存在していたものらしい。それが、時の経過と共に一般庶民にも浸透するようになり、実際、江戸時代には印籠やかんざしに付けることが主流だった。現在では、使い方は様々で帯の結び目、小物の紐に通したり、また小さめに作って携帯のストラップ等にも用いられている。
トンボ玉2
トンボ玉3 トンボ玉4
西洋にも勿論、同様の技法を用いた「トンボ玉」(あくまでも日本での呼び名)製品は存在する。
歴史的には、ローマ時代、紀元前より存在していた。
エジプト、アフリカやオランダ、特にベネチアで作られたものは有名で、ガラスそのものの性質が異なるので、色使い(発色)の趣が異なるところも叉興味深い。
有名な所では、やはり、ベネチアガラス。
昔は目の形をしたものを作り、お守りの代わりとして使われていたらしい。
 

■なかの先生と「とんぼ玉」との出会い
 もともと、宝石のジュエリーの制作をしていたが、色があったほうが面白いな、と思っていた。同時進行でガラスの制作にも携わっていたが、最終的にはガラスの方に強く惹きつけられ、現在に至る。

 トンボ玉に初めて触れ、実際に作られたのが10年前のこと。
トンボ玉の制作そのものを本格的に始められたのが、5年前。
今の教室を始められたのが、今から約3年前。
作業中


■トンボ玉の魅力
大学で美術を学んでいたことも手伝って、自らの感性で何かを0から作り出す事が何よりも楽しい。上手く行かないときもあるし、気分が乗らないときもあるけれども自分の好きな事が出来ているから、やはり楽しいですよ。と、中野先生。
トンボ玉5 そして、何よりも・・・
・・・魔術的な色使い。
小さい中にも、世界がある。
小粒ながらも大きな存在感。
無二無三である神秘的な存在・・・
全て、順序立てて段取りを決めて作らなければ、よい作品を作り上げることは出来ない。最初に立てたイメージにより近づく為には、パーツ作りに時間を用する。これが、作品の出来に大きな影響力を持つ。 トンボ玉6
トンボ玉6 ガラス玉作りに器用さは勿論必要ではあるが、これは時間を用せば自然身に付くものらしい。後は、多くの色を自在に操るセンスが重要な鍵になり、更には集中力が最も大切な要素でしょう、と先生はおっしゃった。 
<作成手順>

 先生が好んで作られる品々は、日本独特の屏風などの古風な品々からのインスピレーションを貰うそうです。
「やはり、立体的な物を作り上げるのは難しいですね。試行錯誤の繰り返しです。」誰かに聞くこともなく、自分自身で想い描いたイメージを作品に投影させる。容易な事ではないに違いないが、それを、楽しんでいると言い切れる先生だからこそ、何か心に訴えられる作品の数々を生み出せられるのだろう。

取材・文 下瀬 文


 
なかの雅章さん顔写真 なかの雅章(なかの・まさあき)

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