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<<< まちを元気にする達人たちFILE015 中田則彦 >>>
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■製造している商品
株式会社中田製作所で主に製造している商品は「半缶」と呼ばれる9リットルのスチール製の缶(18リットルある一斗缶の半分の容積。主にせんべいなどを入れるのに使われてるため、「せんべい缶」の名を持つ)。 せんべい缶以外には、インキを入れる用のインキ缶、業務用マーガリンなどを入れる業務用食品缶、建設現場などによくある吸殻入れ缶の主な4つとその他、各種18リットルの一斗缶などである。スチールでできた半缶は、土に還らないアルミ缶と比べ、鉄でできているため、雨に濡れれば錆びて土に戻るという究極のリサイクル商品である。 |
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■ この仕事をはじめたきっかけ 現在、製作所の三代目である中田さん。実は、社長の跡を継ぐ前に、一旦大企業に就職している。しかし大きな会社では自分の「やりたいこと」と「やれること・やらなければならないこと」が余りにも乖離(かいり)していることに幻滅してしまう。 「中小企業のほうが自分の思い通りにできる」とそう思ったことが製缶業に移るきっかけだった。元々祖父や父の工場に住んでいた少年だった中田さん。小さい頃から工場の作業風景の中に育ち、影響を受けていた。そんな少年が成長し、大企業に就職、セクショナイズ(作業の分類化)された中では自分の作業以上のことはできないと感じて、何でも自分でこなさなければならない中小企業に転進したのはまさに必然ではなかろうか。祖父も父も中田さんが跡取となることを望んでいたのだという事実を知ったのは、実はそれから暫くしてからだったそうだ。 |
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| ■ 一番苦労している点 実は製缶業界の体質は意外に古く、戦後すぐに出来た中田製作所はまだまだ若いくらいである。そのため業界にはかなり閉鎖的なところが残っており、横の連携もタイトで、材料が安いからと外国から輸入するなどということも難しく、そのため材料も高いままになっている。他に中小企業として一番難しいのは、社員教育であり、若手の育成であるという。実は工場の機械は最新鋭のコンピューターによりオートメーション化された機械ではないので、なかなか技術を若い人に受け継いでいくのも難しいということだ。 いかに古い体質を打破するか?若い人を育成するか?を常に考えているという。 ■これからの目標と夢 中小企業には厳しい時代。これから生き残っていくためには、自社のカラーを出して同業者との差別化を図っていかないと埋もれてしまう。「中身の商品を入れる会社の側に存在しなければならない製缶業は、地域と密着した地場産業だったのです。」 それが、これからは中国などからの安い商品とも競争していかなければならない時代に突入し、それらに対抗するためには、納期、品質、価格の3点で勝負していく。特に価格では厳しい勝負を強いられる。他にもエコロジー商品としての缶の『リユース』を進めていきたいという。『リユース』とは再び別の用途で使うこと。中身を使い終わった缶などをただ単に捨てるのではなく、再び収納箱などのように再利用して物を無駄にせず、住みやすい環境を作っていきたいという。 他にも差別化のために力を入れているのが、ネット戦略である。IT関連の技術を持っているので、強みのITを生かしての挑戦も行っているという。 ちなみに 「株式会社中田製作所」のHPアドレスは、 運営している「おせんべい」のサイトが、 「リユース」のサイトが、 |
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取材・文 岡田 俊秀
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中田則彦(なかた・のりひこ)
○昭和36年7月23日 北区昭和町生まれ(42歳) |
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