●達人TOP●まちを元気にする達人への思い●達人一覧表●達人エントリー●達人のStaff●達人の輪

<<< まちを元気にする達人たちFILE069 薮崎 精克>>>
  住の達人/薮崎精克
住の達人/薮崎精克  

 

創業から65年。「今まで続けてこられたのは、信頼と実績」と語る藪崎工務店3代目社長、藪崎精克さんを訪ねた。


■車
昭和35年11月18日生まれ。B型。子供の頃、ミニカーで遊ぶのが大好きだったと言う。
「今も車が好き。車に乗っている時はストレスを忘れさせてくれる。」よくお子さんと車でアウトドアに出かけていたそうだが、お子さんが大きくなり、「子供は子供で遊びに出かけてしまう。」ともらす。最近は専ら奥さんとの日帰り温泉旅行で愛車を使うそうだ。
事務所の隣りが自宅なので、仕事とプライベートの境がつかなくなった時もリフレッシュのために車を走らせると言う。


■仕事のヒント
外に出かけるのが大好きだと言う。レストランに行けば、店の雰囲気、器、料理から仕事のイメージが広がる。ジャズを聴きに行けば、そこに集まるいろいろな年齢層の空気を感じる。一緒に出かける奥さんとのやり取り一つでも勉強になると言う。外に出ればヒントや参考になるものが溢れてる。たとえものまねであっても、アレンジしてより良いものを作っていく。貪欲な好奇心が、社長の仕事を支えてる。


■性格
他人からよく言われる性格は、「温厚そうだけど短気。負けず嫌い。心配性」だそうだ。
「仕事の時はほとんど短気ですよ」と笑う。「仕事に手落ちや怠りがあってはいけない。そこに気を張ってるとついつい短気な自分が出てしまう。」温厚で愛妻家というイメージからは想像し難い。
どういったところで負けず嫌いか?
「仕事上で他社に劣ってると分かったところがあれば、作りかけているものでも、壊してやり直させる。プロの仕事として、そこまでする事の良し悪しは分からないですけど。」よりよいものを提供することは当たり前の事。しかし性格の根底に「負けず嫌い」があるからこそ、徹底的に実行され、実績につながっているに違いない。


■職人じゃないけど・・・
「私は職人じゃないんだよなあ。品質管理と工程管理のために毎日現場に出てはいるけど、一つ一つを作っていくのは職人さん達。私はたとえるならオーケストラの指揮者で、職人さん達と作り上げていくのが仕事。」


■仕事
藪崎工務店で扱うのは、注文住宅がほとんど。衣食住のなかで、暮らしの拠点である住宅が最も重要であることは言うまでもない。近年、建築基準が厳しくなっている。その事と建築技術の進歩が住宅の耐久年数を長くしている。「子供を育てる様に家を作り、娘を嫁がせる時の様に引き渡す。建て終わってからも、お客様との長い付き合いは続きます。」
心がけていることは?
「見えないところが腕の見せ所です。リフォーム時など、お客様が他の業者に頼まれた時に、同業者から認められる家作りをしていると自負しています。」
「当たり前のことを当たり前にするな。釘一つ打つにでもこだわれ。」
「今までやってきたことを当然と思うな。建築は伝統を重んじてきたが、新しいものを取り入れて調和させて行くことが大切。」


■福祉住環境コーディネイター3級取得
日本では急速に高齢化が進み、様々な分野でバリアフリー化が進められている。高齢者の事故の75%は家の中で起きている。ちょっとした段差、階段、お風呂。住環境が見直されている。そんな中、高齢者や障害者の視点から住環境を考えていく人材の必要性から、1999年、福祉住環境コーディネイターの資格が生まれた。社長はいち早く取得する。
「私たちはやっている、と口で言っても伝わらないこともある。信頼性のためにも取りました。」
「養護施設に入るのではなく、自分で出来ることは自分でする。介護の手が必要になった時も、介護する側の利便性を考えた家作りをしています。」


■大きな体と細やかな仕事
身長180cmはあるかという大柄な体躯。お客様一人一人に合わせた家作りをする繊細な心配り。社会の要求に迅速に対応する敏捷性。社長の仕事は、これからも存在感と安心感を与え、そして信頼を得続けるであろう。
会社外観
【会社外観】
 

取材・文 三島 浩


 

藪崎 精克(やぶさき・きよかつ)

○昭和35年11月18日生まれ
○株式会社 藪崎工務店 代表取締役社長
○東京都北区王子1-29-5-101
○TEL:03-3913-6571/FAX:03-3911-2239
http://www.yabusaki.co.jp/